韓国旅行の楽しみといえば、やっぱり豚焼肉。今回は光化門(クァンファムン)にあるテジグイ(豚焼肉)の店「엄용백 돼지구이(オムヨンベク・テジグイ)」光化門店を訪れ、看板メニューの주먹고기(チュモッコギ)を食べてきました。データ無制限で地図アプリを使いながら向かった、2026年8月時点の実食ルポです。

席に着くとまず並ぶ副菜。焼き物が来る前からテーブルがにぎやかになります。
光化門の「オムヨンベク・テジグイ」はどんなお店?#
お店があるのは鍾路(チョンノ)区の中心部。景福宮や清渓川(チョンゲチョン)を歩いた日の夕食にも立ち寄りやすい場所です。ただし14:30〜16:30はブレイクタイムで入店できません。ランチと夜のどちらに寄るか、先に決めておくと予定を立てやすくなります。時間の組み立て方と予約については、記事の後半でまとめました。
「オムヨンベク」は、韓国では釜山のテジクッパ(豚肉のスープごはん)の店としても知られる名前です。ただし、こちらは直火で焼くテジグイのお店。同じ名前でも料理はまったく別ものです。豚焼肉が目当てなら、店名だけでなく業態も確認しておくと安心です。
店内は、コンクリートの壁と木枠の大きな窓に、ドラム缶を使ったスツールを合わせた内装です。各テーブルにはロースターと、その上に伸びるダクトがあり、煙を吸い上げます。

店内のイメージ(イラスト)。テーブルごとにロースターとダクトが付いています。
- 店名: 엄용백 돼지구이 광화문점(オムヨンベク・テジグイ 光化門店)
- 住所: ソウル 종로구 율곡로4길 51
- 電話: 02-735-8092
- 営業時間: 毎日 11:00〜22:30(ブレイクタイム 14:30〜16:30)
※ 営業時間・電話番号は2026年8月時点で確認した内容です。変更されることがあるため、訪問前に公式SNSや地図アプリでお店のページを開いて最新の情報をご確認ください。
名物「チュモッコギ」はどんなお肉?#
チュモッコギは、豚の前脚肉(肩まわりの部位)を使った焼き物です。日本の焼肉店ではあまり見かけない名前だけに、メニュー表でも真っ先に目に留まります。
メニュー表によると、一頭まるごと仕入れた豚から取れる前脚肉5kgのうち、脂の量とバランスが良い1kgだけを選び、焼き物に使っているそうです。さらに熟成させることで、サムギョプサルのような脂の風味と、モクサル(肩ロース)のあっさりした肉汁を一緒に味わえる部位だと説明されています。
焼き上がった肉は、厚みのあるひと口サイズ。噛むほどに肉の香りが広がります。これは本当においしい、と思わず声が出ました。まずは塩だけで、次はサンチュに包んでいただきます。脂は見た目ほど重くなく、今回の韓国旅行でいちばん印象に残った一皿になりました。

焼き網の上のチュモッコギ。ひと口サイズに切られた厚みのある塊で出てきます。
メニューと価格(2026年8月時点)#
焼き物はどれも150gが1人前です。メニュー表には100gあたりの換算価格も併記されているので、部位ごとの価格差がひと目で分かります。
| メニュー | 150g(1人前) | 100g換算 | 注文の条件など |
|---|---|---|---|
| 주먹고기(チュモッコギ/前脚肉) | 16,000ウォン | 10,670ウォン | 看板メニュー |
| 항정살(ハンジョンサル/豚トロ) | 20,000ウォン | 13,330ウォン | — |
| 목살(モクサル/肩ロース) | 18,000ウォン | 12,000ウォン | 2人前から |
| 오겹살(オギョプサル/皮付き五枚肉) | 19,000ウォン | 12,670ウォン | 2人前から |
| 돼지 껍데기(テジコプテギ/豚の皮) | 10,000ウォン | 6,670ウォン | — |
| 특수부위 양념구이(希少部位のたれ焼き) | 17,000ウォン | 11,330ウォン | 豚カルビ・カブリサル・カルメギサル |
希少部位のたれ焼きは、2人前なら豚カルビとカルメギサル、3人前以上ならそこにカブリサルが加わります。メニュー表によると、たれには漬け込まず、注文を受けてから味付けし、一度焼いて炭の香りをまとわせてから提供するそうです。

店内のメニュー表。150gの価格の下に100g換算の金額が併記されています。
ごはんものや、焼き物と合わせたい一品は以下のとおりです。
| メニュー | 価格 | メモ |
|---|---|---|
| 트러플 뒤셀 양송이 구이(トリュフ風味のマッシュルーム焼き) | 11,000ウォン | 焼き物と一緒に網へ |
| 꽃게라면(コッケラミョン/ワタリガニのラーメン) | 11,000ウォン | 辛口 |
| 해물 냄비밥(ヘムル・ネンビパプ/海鮮の釜炊きごはん) | 8,000ウォン | 2人前 |
| 냄비밥(ネンビパプ/釜炊きごはん) | 5,000ウォン | 2人前 |
| 촌두부 된장찌개(チョンドゥブ・テンジャンチゲ) | 6,000ウォン | — |
※ 멜조림(メルチョリム)の追加は6,000ウォンです。ネンビパプは注文を受けてから炊き上げるため15分ほどかかる、とメニュー表に書かれています。
ここに挙げた価格は、2026年8月7日に店頭のメニュー表で確認したものです。変更される場合があるので、最新の価格は店頭でご確認ください。今回撮影したメニュー表は韓国語のみだったので、翻訳アプリのカメラ翻訳があると注文がぐっと楽になります。旅全体の食費の目安を先に知っておきたい方は、韓国旅行の予算ガイドもあわせてどうぞ。
焼き物の部位と、テーブルに並ぶ副菜#
チュモッコギのほかに、ハンジョンサル(豚トロ)とテジコプテギ(豚の皮)も頼みました。コプテギは焼くうちに表面がつややかな飴色になり、食感ももちもちに変わっていきます。日本ではなかなか注文する機会のない部位なので、少人数でも一皿試してみる価値があります。

焼き上がったテジコプテギ。表面がつやつやになったころが食べどきです。
副菜は、こってりした焼き物の合間に口をさっぱりさせてくれるものが中心です。にんにくとエゴマの葉の醤油漬け、キムチ、豆入りの味噌だれ、青唐辛子、スライスにんにく。さらに、唐辛子粉をふった葉野菜のボウルも出てきます。

葉野菜のボウル。焼けた肉を包んで食べると、脂がすっと軽くなります。
日本の焼肉店と大きく違うのは、これらの副菜はすべて無料で、なくなったらおかわりも無料という点です。日本ではキムチもナムルも一品ずつ注文することが多いのに対し、韓国では席に着くとすでに並んでいて、足りなくなればまた持ってきてもらえます。葉野菜も同じなので、肉を包む分がなくなったら遠慮なくお願いして大丈夫です。
麦をのせた味噌だれは、木のスプーンで混ぜてから使います。同じ器に大根の甘酢漬けが添えられていて、肉を包むときに一緒に使えます。

左が混ぜる前、右が混ぜたあと。麦の粒が全体に散ると使いやすくなります。
もうひとつ覚えておきたいのが、멜조림(メルチョリム)です。イワシを使ったたれを、小鍋のまま焼き網のとなりで煮ながら、焼けた肉をつけて食べます。塩やほかのたれとは違う、ぐっと濃い風味を楽しめます。
ただし、メルチョリムだけは、無料なのは最初の一鍋まで。おかわりには6,000ウォンかかります。ほかの副菜は何度でも無料ですが、これだけは別と覚えておけば、会計で驚かずに済みます。味が濃いので、ひと通り肉をつけて味わうには一鍋で十分です。

焼き網のとなりでぐつぐつ煮えるメルチョリム。最初の一鍋は無料で、おかわりは6,000ウォンです。
〆はコッケラミョンとネンビパプ#
食事メニューで目を引くのが꽃게라면(コッケラミョン)です。ワタリガニがまるごと一杯入った辛口のラーメンで、メニュー表によると、ワタリガニを長時間煮出した自家製の濃いスープを使っているそうです。焼き物のあと、汁もので締めたいときにぴったりです。

コッケラミョン。ワタリガニが一杯まるごと入って11,000ウォンです。
ごはんもので締めるなら냄비밥(ネンビパプ)。해물 냄비밥(ヘムル・ネンビパプ)にはタコ、サザエ、アサリ、ひじき、豆もやしが入っています。メニュー表によると、注文を受けてから炊き上げ、海苔とたれを添えて提供するそうです。炊き上がりまで15分ほどかかるため、焼き物と一緒に早めに頼んでおけば、ちょうどいいタイミングで〆に入れます。
ちなみにメニュー表の下部には原産地表示があり、豚肉は韓国産で、지리산(チリサン)の黒豚、済州(チェジュ)産の黒豚、韓国産の白豚と記載されていました。米や黒麦、白菜、ワタリガニも韓国産と書かれています。
ブレイクタイムと予約のコツ#
このお店を訪れる前に確認しておきたいのが、午後のブレイクタイムです。営業は毎日11:00〜22:30ですが、14:30〜16:30は入店できない時間として案内されています。景福宮や清渓川を朝からゆっくり歩き、そろそろお昼にしようと向かうころに重なりやすい時間帯です。
ランチの受付に間に合わなければ、次に入れるのは16:30からです。午後に訪れるなら、時間を確認しながら動くと安心です。
ランチの区切りは曜日で違う#
予約枠の案内では、ランチの区切りが平日は14:30、土日・祝日は15:00となっています。曜日によって終了時刻が異なるため、14時台に向かうときは、その日の受付時間を地図アプリで確かめておくと安心です。
また、土日・祝日のランチ(11:00〜15:00)には、焼き物のほかに점심특선(チョムシムトゥクソン/ランチ特選)の연탄불고기(ヨンタンプルコギ/練炭焼きのプルコギ)も用意されています。今回撮影したメニュー表には載っていなかったので、価格は店頭でご確認ください。
4名以上ならNAVERで予約できる#
NAVERの店舗ページからはオンラインで予約ができます。ただし受け付けは4名からで、枠ごとに人数の上限も決まっています。
| 枠 | 時間 | 人数 |
|---|---|---|
| 平日ランチ | 11:00〜14:30 | 4〜6名 |
| 平日ディナー | 16:30〜21:30 | 4〜12名 |
| 土日・祝日 | ランチ 11:00〜15:00 / ディナー 16:30〜 | 4〜12名 |
平日ディナーの枠には、電話での予約も受け付けているという案内が添えられていました(02-735-8092)。
空き状況は日によって変わります。確認した時点ではディナーや週末の枠に「予約不可」と表示されていましたが、その時点で枠が埋まっていたか、予約受付期間の外だったことを示すものです。日程が決まったら、NAVERの店舗ページで空き状況をご確認ください。
2〜3名はブレイクタイムを外して#
オンライン予約は4名からなので、2〜3名で訪れる場合は時間を調整することになります。日本からの旅行では2人で食事をすることも多く、ここがいちばん注意したいところです。
おすすめは、11:00の開店に合わせて早めのランチにするか、16:30の再開に合わせて早めの夕食にするかのどちらか。どちらもブレイクタイムを避けられ、観光の予定にも組み込みやすい時間帯です。午前中に景福宮を回るなら開店時刻、午後に清渓川を歩くなら16:30を目安に、前後の予定から逆算すると決めやすくなります。
※ ここに挙げたブレイクタイムと予約枠は、2026年8月時点で確認した内容です。運用が変わることもあるので、訪問前に公式SNSや地図アプリで最新の案内をご確認ください。
まとめ|光化門でテジグイを楽しむために#
光化門のオムヨンベク・テジグイは、日本ではあまり見かけないチュモッコギを中心に、副菜から〆までひと通り楽しめるお店でした。焼き物は150gが1人前で、看板のチュモッコギが16,000ウォン。モクサルとオギョプサルは2人前からの注文になるため、2人以上で行くと部位を食べ比べやすくなります。
当日の予定を立てるうえで気をつけたいのは、やはり午後のブレイクタイムです。4名以上ならNAVERで予約でき、2〜3名なら開店直後か16:30の再開に合わせると、ブレイクタイムに重ならずに入店できます。営業時間も価格も変わることがあるので、訪問前に公式SNSや地図アプリでお店のページを開いて、最新の情報を確認しておくと安心です。
景福宮や서촌(ソチョン)を歩いた日の夕食にも合わせやすいので、ソチョン散歩ガイドと組み合わせて一日の予定を組んでみてください。秋に訪れるなら、秋の韓国グルメガイドも参考になります。
食べ歩きの一日は、地図アプリや翻訳アプリを使う場面が多くなります。ttshop(KT Japanが運営)が扱う韓国KTの公式回線のeSIMなら、韓国品質満足度指数(KS-QEI)など3部門でNo.1の「Triple No.1」認証を取得した回線を、速度制限なしで使えます。設定で困ったときは365日対応のLINE(@ktjhelp)で日本語サポートを受けられるので安心です。
出典・参考リンク(2件)
- NAVERプレイス「엄용백 돼지구이 광화문점」 — 店舗情報・予約枠(2026-08-08確認)
- NAVER地図 店舗ページ — オムヨンベク・テジグイ 光化門店(2026-08-08確認)








