韓国のタクシーは、ソウルの中型タクシーで初乗り1.6kmまで4,800ウォン(約530円)。ここに距離と時間の加算、そして22時からの深夜割増が上乗せされる仕組みです。この記事では2026年8月時点の公式料金をもとに、距離別・区間別の目安から、カードやT-moneyでの支払い、赤い空車ランプの見方まで整理しました。配車アプリを使う日は、超高速データ無制限の回線をあわせて用意しておくと安心です。

ソウル市内の移動を支えるタクシー。料金の仕組みを知っておくと、活用法が見えてきます。
韓国のタクシー料金はいくら?まず押さえる3つの数字#
ソウルの中型タクシー(街でいちばん多い一般タクシー)は、初乗り1.6kmまでが4,800ウォンです。そこからは131mごと、または30秒ごとに100ウォンずつ加算されます。この料金は2023年2月の改定以降そのまま据え置かれていて、2026年8月時点でも変わっていません。
もう一段上のクラスが模範タクシーと大型タクシーです。黒い車体が目印で、初乗りは3kmまで7,000ウォン。深夜(22〜4時)は一律20%増の8,400ウォンからで、中型のように時間帯で割増率が変わることはありません。荷物が多いときや人数が多いときの選択肢として覚えておくと便利です。
| 区分 | 初乗り | 加算 | 深夜(22〜4時) |
|---|---|---|---|
| 中型タクシー(一般) | 1.6kmまで 4,800ウォン(約530円) | 131mまたは30秒ごと 100ウォン | 5,800〜6,700ウォンから |
| 模範・大型タクシー | 3kmまで 7,000ウォン(約770円) | 151mまたは36秒ごと 200ウォン | 8,400ウォンから |
※金額はソウル市の公式案内にもとづく2026年8月時点のものです。円換算は1,000ウォン≒110円で計算しています。料金は改定される場合があるため、旅行前に公式サイトでご確認ください。
深夜割増は22時スタート、いちばん高いのは23〜2時#
ソウルの深夜割増は22時から始まります。22〜23時と2〜4時が20%増、人の動きがいちばん重なる23〜2時は40%増です。中型タクシーの初乗りで見ると、20%の時間帯が5,800ウォン、40%の時間帯は6,700ウォンからのスタートになります。
あわせて覚えておきたいのが「市外割増」です。ソウル市の外へ出る区間には20%が加算され、深夜割増と重なると中型タクシーで合計最大60%まで上がります(模範・大型は最大40%)。仁川や京畿道(キョンギド)方面へ夜に移動するときは、この二段重ねを想定しておきましょう。ただし例外として、仁川国際空港はソウル市との「共同事業区域」に指定されているため、空港からソウル市内へ向かうタクシーには「市外割増(20%)」が適用されません(深夜割増のみ適用)。
料金はどう決まる?距離と時間の「併用」#
韓国のタクシー料金は、走った距離だけで決まるわけではありません。時速15km前後を下回るような低速走行や信号待ちの間は、距離ではなく時間で加算される「時間距離併用制」がとられています。渋滞にはまると思ったよりメーターが早く上がるのは、この仕組みのためです。
裏を返せば、流れているときの料金は計算で見当がつきます。中型タクシーの日中料金を「初乗り4,800ウォン+131mごとに100ウォン」の式で距離別に並べたのが次の表です。渋滞のない状態を前提にした下限なので、実際はここに時間料金が少し上乗せされると考えてください。

走行中は距離と時間、どちらか一方の条件で加算されていきます。
| 走行距離 | 日中の目安 | 23〜2時(40%増) |
|---|---|---|
| 2km | 約5,100ウォン(約560円) | 約7,100ウォン(約780円) |
| 3km | 約5,800ウォン(約640円) | 約8,100ウォン(約890円) |
| 5km | 約7,300ウォン(約800円) | 約10,200ウォン(約1,120円) |
| 8km | 約9,600ウォン(約1,060円) | 約13,400ウォン(約1,480円) |
| 10km | 約11,200ウォン(約1,230円) | 約15,700ウォン(約1,720円) |
ソウル市内、あの区間はいくら?区間別の目安#
数字だけでは距離感がつかみにくいので、旅行中によく使う区間に当てはめてみます。距離は地図アプリの経路検索をもとにした概算で、料金は上と同じ計算式で出した目安です。
| 区間 | 距離の目安 | 日中 | 23〜2時(40%増) |
|---|---|---|---|
| ソウル駅 → 東大門 | 約6.5km | 約8,500ウォン(約940円) | 約11,900ウォン(約1,310円) |
| 明洞 → 弘大入口 | 約6.7km | 約8,600ウォン(約950円) | 約12,000ウォン(約1,320円) |
| 弘大入口 → 梨泰院 | 約7.9km | 約9,500ウォン(約1,050円) | 約13,300ウォン(約1,470円) |
| 江南駅 → 聖水 | 約8.8km | 約10,200ウォン(約1,120円) | 約14,300ウォン(約1,580円) |
こうして並べると、ソウル中心部の横断はおおむね6〜9km、日中なら8,000〜10,000ウォン台に収まることが多いとわかります。2〜3人で割れば、1人あたり3,000ウォン前後まで下がり、地下鉄との金額差はぐっと縮まります。
一方で、23時〜2時の時間帯に入ると1.4倍ほどに跳ね上がります。カフェや飲みの後にホテルへ戻る移動は、この時間帯に入りやすいところ。夜の予算は少し多めに見ておくと安心です。旅全体の交通費の組み立ては韓国旅行の予算ガイドもあわせてご覧ください。
空港からの移動、タクシーは高い?#
仁川国際空港からソウル市内への一般タクシーは、「メーター料金+高速道路の通行料(約8,000ウォン)」で運賃が決まります。外国人専用の「インターナショナルタクシー」を事前予約(※利用の24時間前まで必須)した場合のみ、エリアごとの「区間定額制」となります。どちらを利用しても最終的な目安は、中型タクシーで70,000〜95,000ウォン、荷物が多いグループ向けの模範・大型タクシーで100,000〜140,000ウォン程度です。

空港からの移動は、料金差がいちばん大きく出るところです。※イメージ画像(AI生成)です。実際の仁川(インチョン)国際空港の設備・案内表示とは異なります。
| 移動手段 | 仁川空港 ⇄ ソウル市内 | 円換算の目安 |
|---|---|---|
| タクシー(中型) | 70,000〜95,000ウォン | 約7,700〜10,500円 |
| リムジンバス(直行・大人) | 17,000ウォン(※一部路線は18,000ウォン) | 約1,870円 |
| A’REX(空港鉄道)一般列車(ソウル駅まで) | 4,750ウォン(第2ターミナル発は5,350ウォン) | 約520〜590円 |
※A’REX(空港鉄道)一般列車の運賃は交通カード(T-moneyなど)利用時の価格です。1回券を現金で購入する場合は100ウォン追加となり、別途500ウォンの保証金(降車駅の保証金払い戻し機で返金)が必要です。なお、座席指定の直通列車(ノンストップ)は別運賃です。金額は公式サイトでご確認ください。
空港でのタクシー乗車に関する注意点
到着ロビー内で声をかけてくる違法な客引き(白タクなど)に乗ると、不当な高額料金を請求されるトラブルの原因になります。一般タクシーに乗る際は、必ず外の公式タクシー乗り場(第1ターミナル:5C・6C・6D/第2ターミナル:5C)の列に並んで乗車してください。
金額の差はかなりはっきりしていて、タクシーの料金は空港鉄道の10倍以上かかります。
荷物が多い、到着が深夜、小さなお子さん連れといった事情がなければ、基本は空港鉄道やリムジンバスを軸に考えるのが現実的です。逆に3〜4人のグループなら、費用を分担すればタクシーも十分候補に入ってきます。
【KT Japan SIM購入者限定】プレミアム配車「タダ・ネクスト」特別クーポン
言葉や地理に不慣れな韓国旅行で、ワンランク上の安心を求める方におすすめしたいのが、プレミアムな大型タクシー配車サービス「タダ・ネクスト(TADA NEXT)」です。KT Japan SIM(eSIM)をご購入いただいたお客様限定で、すぐ使える特別クーポンをご用意しました。
- 広々とした快適な空間: 現代(ヒュンダイ)の「スターリア」のような大型車両を使用。空港からの移動やショッピングで荷物が増えても、グループ全員でゆったりとくつろげます。
- 乗車拒否の心配なし: アプリからの配車要請となるため、目的地が近いなどの理由で乗車拒否される心配がありません。
- 事前の明朗会計で安心: アプリで行き先を設定すると、移動ルートと予想料金が事前に表示されます。
- 便利な車内設備: 無料Wi-Fiやスマートフォン充電器が完備されており、移動時間も有効に活用できます。
運営時間は24時間。乗車可能地域はソウル特別市・仁川国際空港・京畿道の一部(光明市、慰礼新都市エリアなど)で、降車は韓国国内どこへでも可能です。
特典:KT Japan SIM(eSIM)をご購入いただいた方に、5,000ウォンの割引クーポンを2枚(計10,000ウォン分)プレゼントします。
支払いは何が使える?カードもT-moneyもOK#
韓国のタクシーはキャッシュレスがかなり進んでいます。韓国観光公社の案内でも、クレジットカード・交通カード・現金から選べると明記されています。チップの習慣もないので、メーターに出た金額をそのまま払えば問題ありません。
クレジットカード:後部座席の端末で精算#
カード決済用の端末が後部座席まわりに備えつけられていて、降車時にタッチするか、カードを渡して精算します。読み取りがうまくいかないときに備えて、少額の現金かT-moneyの残高を持っておくと安心です。
T-money:地下鉄・バスと同じカードで払える#
T-money(ティーマネー)は地下鉄やバスだけでなく、タクシーの支払いにも使えます。チャージ残高から引き落とされるので、細かいお札やコインを気にせずに済むのがうれしいところ。iPhoneのウォレットに登録して使う手順はiPhoneでT-moneyを登録・チャージする方法にまとめています。

交通カードが1枚あると、地下鉄からタクシーへの乗り換えがスムーズになります。
現金:おつりが足りないこともある#
現金も使えますが、高額紙幣を出すとおつりが足りないことがあります。使う予定があるなら、1,000ウォン札や10,000ウォン札を少し崩しておきましょう。
アプリ決済:降りるときの支払いが要らない#
配車アプリにカードを登録しておけば、降車時の支払いそのものが不要です。行き先も入力で伝わるため、発音に自信がない区間ほど頼りになります。プレミアム配車を予約したい方はタダ・ネクストの使い方ガイドが参考になります。
ただしアプリの会員登録では韓国の電話番号あてのSMS認証を求められることがあり、地図と同時に動かすデータ通信も含めて、出発前に確保しておくと当日スムーズに移動できます。準備するアプリの全体像は韓国旅行の必須アプリまとめにあります。
呼出料:電話配車は日中1,000ウォン#
電話でタクシーを呼ぶ場合、ソウルでは日中1,000ウォン、夜間2,000ウォンの呼出料がかかります。配車アプリからの予約手配は事業者や車種クラスによって設定が異なるため、リクエスト画面に表示される金額を確認してから確定すると安心です。
空車の見分け方とメーターの読み方|赤い文字が目印#
流しのタクシーを拾うとき、目印になるのがフロントガラスの助手席側に光る赤い文字です。「빈차(ピンチャ)」は空車の合図で、これが点いていれば手を挙げて止められます。緑の「예약(イェヤク)」は予約済みで止まってくれないので、探すのは赤いピンチャだけと覚えておくと迷いません。
乗った後に見るのはメーターの表示です。走り出すと初乗り額から数字が動きはじめ、降車時にはそこに出ている金額を払います。深夜割増や市外割増はメーター側が時刻と位置を判定して自動で反映するため、運転手さんが手元で上乗せする余地はほとんどありません。この仕組みの詳しい解説は韓国タクシーのアプリメーター解説にまとめています。
それでも「思っていた金額と違う」と感じたときは、配車アプリに残っている予想料金と実際の請求額を並べて見比べてみてください。ルートと距離のログがアプリに残るので、その場で違いに気づけます。金額のずれが大きかった場合の申告先も、同じ記事で確認できます。
よくある質問#
韓国のタクシーは高いですか?#
短〜中距離なら、かなり気軽に使えます。ソウルの一般(中型)タクシーの場合、初乗りは1.6kmまで4,800ウォン(約530円)。その後は131mごとに100ウォン(約11円)ずつ加算されます。
距離が伸びても上がり方がゆるやかなので、2〜3人で乗って割り勘にすれば、地下鉄移動との金額差が小さくなる場面も多くあります。
深夜料金は何時からですか?#
22時からです。22〜23時と2〜4時が20%増、23〜2時は40%増になります。日付が変わる前後の「23時〜2時」がいちばん高い時間帯になります。帰りが遅くなりそうな夜は、タクシー代の予算を少し多めに見積もっておくと安心です。
日本語や英語は通じますか?#
通じない場合もあると考えておくのが安全です。行き先を口頭で伝えるより、配車アプリで目的地を入力するか、韓国語表記の地図アプリ画面を見せる方がより確実でスムーズです。外国語対応のドライバーが乗務するインターナショナルタクシーという選択肢もあります。
韓国の電話番号がなくても配車アプリは使えますか?#
アプリや登録方法によっては、韓国の電話番号あてのSMS認証を求められることがあります。認証が通らないと配車まで進めないため、韓国の010番号がついたeSIMを日本で用意しておくと、現地での足止めを避けられます。
まとめ|3つの数字を知っていれば、タクシーは強い味方#
ソウルのタクシーを利用する際は、次の3つの数字を押さえておけば提示された金額が妥当かどうかをその場で判断できます。
- 初乗り:4,800ウォン(1.6kmまで)
- 加算単位:131m または 30秒ごとに 100ウォン
- 深夜割増:22時〜(最大40%増)
市内の横断なら日中8,000〜10,000ウォン台、空港からの移動はタクシー・リムジン・空港鉄道で10倍以上の開きがあります。時間帯と人数で使い分けるのが、いちばん効率的な活用方法です。
配車も地図も、支えているのは現地のデータ回線です。韓国大手キャリアKTの公式回線を使うKT eSIMなら、速度制限なしの超高速データ無制限で、到着した瞬間から地図もアプリも軽快に動きます。KS-QEI(韓国品質満足度指数)をはじめとする「Triple NO.1」の評価を受けた回線で、韓国の010番号つきなのでアプリの本人認証にも使えます。日本での販売とサポートはKT Japanが担当しているため、設定で迷ったときは365日対応のLINE(@ktjhelp)に日本語で相談できます。
出典・参考リンク(9件)
- ソウル市 交通「ソウルタクシー料金」 — news.seoul.go.kr(2026-08-05確認)
- ソウル市 物価情報 公共料金・タクシー — sftc.seoul.go.kr(2026-08-05確認)
- ソウル市 日本語公式サイト「タクシー」 — japanese.seoul.go.kr(2026-08-05確認)
- 韓国観光公社 VISITKOREA 日本語「タクシー」 — japanese.visitkorea.or.kr(2026-08-05確認)
- 空港鉄道 公式「一般列車 運賃案内」 — airportrailroad.com(2026-08-05確認)
- インターナショナルタクシー 公式(区間定額制・24時間前予約) — intltaxi.co.kr(2026-08-06確認)
- ㈱空港リムジン 公式「路線・料金」 — airportlimousine.co.kr(2026-08-05確認)
- Konest「韓国ソウルのタクシー 乗り方徹底ガイド」 — konest.com(2026-08-05確認)
- OpenStreetMap/OSRM(区間距離の算出) — router.project-osrm.org(2026-08-05確認)








