仁川中華街の老舗「共和春」でチャジャン麺発祥の味を実食
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仁川中華街の老舗「共和春」でチャジャン麺発祥の味を実食

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ttshop編集部

仁川観光の定番「仁川中華街」は、韓国式チャジャン麺(ジャージャー麺)発祥の地として知られるエリア。今回訪れたのは、1912年創業の老舗「共和春(공화춘 / コンファチュン)」。建物は大韓民国登録文化財に指定され、100年以上前に韓国風チャジャン麺を初めて生み出した店として有名です。別盛りスタイルの麺と海鮮入りソース、サクサクの海鮮タンスユクを実食レポートします。

仁川中華街の入口に立つ朱色の中華門「中華街」と石畳の坂道

仁川中華街はなぜチャジャン麺発祥の地と呼ばれる?
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仁川中華街は、1883年の仁川開港に伴い中国・山東省から渡ってきた華僑たちが形成したコミュニティから始まりました。彼らが現地で広めたのが、茹でた麺に味噌だれと野菜を乗せて混ぜて食べる「炸醤麺(ジャージャー麺)」。これが韓国人の口に合うよう徐々にローカライズされ、甘めの黒味噌「チュンジャン」をたっぷり使った韓国式「チャジャン麺(자장면/짜장면)」へと進化しました。

同じアジア圏で味噌文化に親しんでいたこと、調理が簡単で手早く出せること、そして仁川という港湾都市の労働者文化に合致したことから、チャジャン麺は瞬く間に庶民の味として定着。今では韓国全土の中華料理店で食べられる国民食となり、その出発点が仁川中華街にある、というわけです。

仁川中華街にある共和春(공화춘)の石造りの建物外観

共和春の老舗本館。右側の建物が大韓民国登録文化財に指定されている歴史ある店舗です。

共和春(공화춘)はどんなお店?
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共和春は1912年に開業した仁川中華街屈指の老舗で、韓国でチャジャン麺を最初に開発・販売した店として知られています。100年以上前に生まれた韓国風チャジャン麺の草分け店として味を継承し続け、建物自体が大韓民国登録文化財に指定されているほどの歴史的価値を持つ存在。チャジャン麺の店がひしめく仁川中華街の中でも代表格の一軒で、休日には行列ができる人気店です。

共和春(공화춘 / コンファチュン)
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所在地: 仁川広域市中区チャイナタウンロ43番ギル20(北城洞)

アクセス: 地下鉄1号線「仁川駅」1番出口から徒歩約5分、仁川中華街の中心部

創業: 1912年(大韓民国登録文化財)

看板メニュー: チャジャン麺、海鮮タンスユク、ユニジャジャン麺

これが仁川発祥のチャジャン麺!
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店内で注文したチャジャン麺は、麺とソース(タレ)が別の器で運ばれてくる別盛りスタイル。これは仁川中華街の老舗ならではの提供方法で、麺の食感を最後までキープできるのが利点です。光沢のある黒味噌ソースを自分で麺の上に乗せ、よくかき混ぜて完成させます。

共和春のチャジャン麺、麺とソースが別盛りで運ばれてきた状態 チャジャン麺のソースをかけて混ぜた完成形のクローズアップ

左:別盛りで提供される麺とソース。右:ソースを麺に乗せて完成させた状態。テカリのある黒いタレが食欲をそそります。

共和春のチャジャン麺の特徴は、ソースの具に豚肉の代わりに豆腐を使い、さらにコウイカやエビなどの海産物を入れていること。一般的なチャジャン麺は豚肉ベースが定番なので、海鮮入り・豆腐入りはかなり珍しい構成です。港町・仁川らしいアレンジと言えます。

共和春のチャジャン麺をよく混ぜて麺にソースを絡めた状態

ソースと麺をしっかり絡めてから一気にすする。これが本場の食べ方です。

食べてみると、もちもちの麺と甘さをしっかり感じる黒味噌ソースが見事に絡みます。一般的なチャジャン麺より甘み寄りで、海鮮の旨味も加わって奥行きのある味わい。100年以上受け継がれてきた、歴史ある「韓国チャジャン麺の原型」を口にしている実感がわく一杯です。麺のボリュームもたっぷりで、女性なら1人前で十分お腹いっぱいになります。

海鮮タンスユクも一緒に食べたい
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チャジャン麺と一緒に頼みたいのが、韓国式酢豚「タンスユク(탕수육)」。共和春のタンスユクもチャジャン麺と同様、肉と餡が別盛りで提供されます。サクサクの衣を保ったまま食べたい人はそのままで、餡を絡めたい人は自分でかける、好みで選べるスタイルです。

共和春の海鮮タンスユク、肉と甘酢餡が別盛りで提供された状態

タンスユクも別盛りスタイル。サクサク派・絡めたい派どちらにも対応できるのが嬉しいポイント。

食感は、日本で食べる韓国中華料理屋のタンスユクよりも衣が薄くてサクッと軽く、肉の臭みが一切なし。甘酢餡もくどくなく、フルーティーな酸味が後を引きます。チャジャン麺と組み合わせれば、コク・甘み・酸味のバランスが整って大満足の韓国中華フルコースに。

共和春のチャジャン麺とタンスユクが並ぶ韓国中華のテーブル全景

チャジャン麺とタンスユクの王道セット。仁川中華街で食べる本場の味は格別です。

仁川中華街でチャジャン麺を食べるならどう回る?
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仁川中華街には共和春以外にもチャジャン麺の名店が複数あり、食べ比べも楽しめます。中華街は仁川駅から徒歩圏内なので、半日コースで観光と食事を組み合わせやすいエリア。チャジャン麺ランチのあとは、近隣の松月洞童話村やジャジャン麺博物館、自由公園を散策するのが定番ルートです。

  • 11:30〜12:00頃に到着:ランチタイムのピーク前に共和春で着席
  • チャジャン麺+タンスユクを2〜3人でシェアして注文(量がしっかりめ)
  • 食後は中華街散策:ジャジャン麺博物館(共和春の旧館を改装)で歴史も学べる
  • 夕方は松月洞童話村へ移動し、絵本のような壁画街でフォトタイム

仁川旅では、中華街グルメと合わせて仁川グルメ「보릿고개」麦飯ポリパプ定食のようなヘルシー韓国料理を組み合わせると、油もの・甘いもの・あっさり系のバランスが取れて旅程が組みやすくなります。

仁川中華街・共和春のチャジャン麺はどこで食べられる?
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共和春は仁川中華街の中心エリア、地下鉄1号線「仁川駅」1番出口から徒歩約5分。空港鉄道(AREX)で仁川国際空港から1時間弱、ソウル駅からも1時間以内でアクセスできるため、ソウル発の日帰り観光や、空港着後すぐの初食にも組み込みやすい立地です。100年以上前に韓国式チャジャン麺が誕生した、その場所で食べる一杯はやはり格別。仁川旅行で「韓国の食文化のルーツを辿りたい」と思ったら、ぜひ訪れたい一軒です。

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