仁川・永宗島(ヨンジョンド)の旧邑(クウプ)船着場プラザ8階にある「차덕분(チャドクブン/茶徳分)」は、西海のオーシャンビューを独り占めしながら韓国伝統茶を味わえる隠れ家カフェです。木蓮茶や黒胡麻アイス、柿と胡桃の韓菓まで、ソウル都心の韓屋カフェに通じる落ち着いた空間が永宗島にあります。本記事では実際に訪れた感想と、訪問前に知っておきたい基本情報をまとめます。

차덕분があるのはどこ?永宗島という選択肢#
仁川国際空港のある永宗島は、空港利用のために通過するだけの島と思われがちですが、実は西海に面した好立地を活かしたオーシャンビューカフェの激戦区です。海岸線沿いには近代的なベーカリーカフェからルーフトップカフェまで数十軒が並び、週末には仁川市民やソウル近郊からのドライブ客で賑わいます。
そんな激戦区の中で、차덕분は「韓国伝統茶」という独自路線を打ち出した一軒。場所は旧邑船着場(구읍뱃터)の真正面に立つ「뱃터프라자」というビルの8階で、エレベーターを上がってドアを開けた瞬間に、視界いっぱいの西海が広がります。ソウルでいえば北村(プッチョン)や景福宮周辺の韓屋カフェに近い静謐な雰囲気が、永宗島の海と組み合わさった贅沢な空間です。

木の質感と窓いっぱいの海。韓屋カフェの落ち着きを海辺で味わえる
注文したメニューと味の印象は?#
3軒目のカフェ巡りで「そろそろ落ち着いた一杯が欲しい」というタイミングで訪問。注文したのは以下の3品で、おまけに薬菓(ヤックァ)が付いてきました。
- 木蓮茶(목련차) ― 上品な香りと優しい甘み。リフィルしたくなる軽やかさ
- 黒胡麻アイス ― 香ばしさと冷たさで真夏の体をリセット
- 柿あんバター巻き(호두곶감말이風) ― 干し柿に餡と胡桃を包んだ伝統菓子
- 薬菓(おまけ) ― 揚げ生地に蜂蜜を染ませた韓国の伝統お菓子
お茶を運んでくれたスタッフが、淹れ方と飲み方をひとつずつ丁寧に説明してくれるのもこのカフェの魅力。和菓子・伝統茶が普段あまり得意でない人でも、香りと温度の解説を聞きながら飲むと印象がガラリと変わります。店内には茶葉や茶器も並び、気に入ったものはそのまま購入可能です。

木蓮茶・黒胡麻アイス・柿の韓菓。爽やかさと香ばしさが交互にくる組み合わせ
価格と注文の目安#
伝統茶(冷/温): 1杯 8,000〜12,000ウォン前後
韓菓・氷菓: 1品 6,000〜10,000ウォン前後
セット利用: 1人あたり 15,000〜20,000ウォン目安
会計: 注文時に先払い
永宗島の他のカフェと何が違う?#
永宗島のオーシャンビューカフェの多くは、高い天井とインダストリアルな大空間で「映え」を狙う作りが主流です。차덕분はその真逆で、木の家具と障子越しの光、低めの椅子という構成。カフェハシゴをして「もう派手なカフェはお腹いっぱい」というタイミングで挟むと、味覚も視覚もきれいにリセットされます。

窓の外は西海。視線を上げれば船着場の動き、目を落とせば伝統茶の湯気
夕方近くになると太陽が西海に落ちていき、店内が金色に染まる時間帯が一番のおすすめ。サンセットを狙うなら、日没の40分前には席を確保しておきたいところです。

運ばれてくるたびに、淹れ方と飲み方を丁寧に教えてくれる
永宗島カフェ巡りに組み込むなら?#
仁川国際空港から永宗島の旧邑船着場まではタクシーで約15分。空港の前後数時間を使って立ち寄れる距離感です。半日カフェ巡りを組むなら、松島の植物園テーマ大型カフェ フォレストアウティングス松島店 や、塩田跡地を再生した 東洋塩田ベーカリーカフェ と組み合わせ、最後に차덕분で伝統茶を味わって締めるルートが落ち着きます。

午後の静かな海と伝統茶。永宗島のカフェ激戦区の中で異色の一軒
訪問前に押さえておきたいポイント#
- 場所は「뱃터프라자」8階の802号。1階だけ見て通り過ぎないよう注意
- 窓際席は人気のため、サンセット時間帯(日没40分前)には予約か早めの来店が安心
- 注文はカウンターでの先払い。テーブルでお茶の説明を受けられる
- 茶葉・茶器はそのまま購入可能。お土産用にも◎
- カフェハシゴの「締め」に挟むと、味覚・視覚ともにリセットされて気持ちいい
차덕분(チャドクブン/茶徳分)永宗島本店#
所在地: 仁川広域市 中区 銀河水路12 뱃터プラザ 8階 802号(인천 중구 은하수로 12 뱃터프라자 8층 802호)
営業時間: 月〜金 09:30〜20:00/土日 09:30〜21:00
電話: 0507-1385-2486
アクセス: 仁川国際空港からタクシーで約15分/旧邑船着場(구읍뱃터)の真正面
特徴: 西海のオーシャンビュー、韓国伝統茶、韓屋カフェ風の静かな空間
仁川空港を利用する旅の前後に、永宗島の「차덕분」で韓国伝統茶と西海のオーシャンビューを楽しむ時間を組み込んでみてください。慌ただしい移動の中に挟む静かな一杯が、旅の記憶を一段深くしてくれます。


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