釜山の南浦洞(ナンポドン)エリアでは、チャガルチ(자갈치)市場で朝ごはん → 午前中に甘川文化村(カムチョンムナマウル)を散策という半日コースが組めます。チャガルチ駅のすぐ近くから甘川文化村行きのマウルバスに乗れるので、移動もとってもシンプルです。
現地ではバス停の場所を検索したり、地図アプリで道を確認したりと、スマートフォンを何度も使う一日なので、データ無制限の韓国KT回線eSIMがあると安心です。2026年10月時点の公式情報をもとに、巡り方をまとめました。

イメージ画像(AI生成)。実際の甘川文化村の街並みとは異なります。
甘川文化村とチャガルチ市場、半日でどう巡る?#
甘川文化村は、山の斜面にカラフルな家が階段状に並ぶ村です。韓国語では「감천문화마을」と書き、読み方は「カムチョンムナマウル」です。1950年代、避難してきた人々が山の斜面を切り開いて暮らし始めたことから生まれました。2009年に「マウル美術プロジェクト」に選ばれてから、学生や作家、住民の手で村全体がアートの舞台になりました。今では「韓国のマチュピチュ」とも呼ばれています。
チャガルチ市場は、国際市場などと並んで釜山を代表する伝統市場です。名前は、かつて海岸に大きな砂利(チャガル)があったことに由来します。市場は朝5時から開き、甘川文化村の案内センターは9時に開館します。この時間差を生かし、「朝は市場、9時以降に甘川文化村」の順で回ると、どちらも開いている時間に無理なく巡れます。
- 朝: チャガルチ市場で朝ごはん(市場は5:00から)
- 9時以降: マウルバスで甘川文化村へ(案内センターは9:00から)
- 昼前後: 村のカフェやパン屋さんでひと休み
- 午後: 南浦洞へ戻り、国際市場などへ足をのばす
朝のチャガルチ市場で朝ごはんと散策#
チャガルチ市場は、活気あふれる屋外の伝統市場と、清潔感のある屋内の現代市場の2つのエリアに分かれています。
早朝の屋外市場では、夜明けとともに店を準備するお店の人たちの姿が見られ、朝の港町ならではの熱気を感じられます。一方、屋内の現代市場は碁盤の目のように区画整理されており、ズラリと並んだ水槽の中で魚介類が泳ぐ様子を楽しめます!

イメージ画像(AI生成)。実際のチャガルチ市場の様子とは異なります。
チャガルチ市場では、海を眺めながら、新鮮なお刺身や焼き魚、魚の旨味がぎゅっと詰まった辛いスープ「メウンタン(매운탕)」などを楽しめます。
「朝からお刺身はちょっと重いかも…」という方は、焼き魚やスープで体を温める朝ごはんがおすすめです。市場自体は朝5時から開いていますが、食堂の営業時間や料金は店ごとに異なります。
屋内の現代市場では、1階で自分で選んだ魚介を2階の食堂に持ち込んで刺身や焼き物に調理してもらうチャガルチ市場ならではの楽しみ方が大人気です。
調理代などのルールは店によって異なるため、注文する前にあらかじめ料金を確認しておくと安心です。
毎年10月ごろには、市場一帯で「釜山チャガルチ祭り」が約4日間開かれます。会場は体験・公演・食べ物の3つのエリアに分かれ、入場は無料です。2026年の日程は主催者の発表をご確認ください。
- 住所: 釜山 중구 자갈치해안로 52
- 営業時間: 5:00〜22:00(店舗によって異なる)
- 定休日: 毎月第1・第3・第5火曜日(個別の店舗は異なる場合あり)
- アクセス: 地下鉄1号線 チャガルチ駅10番出口から徒歩6分
- 電話: 051-245-2594
定休日は月に最大3回ある火曜日です。火曜日に市場を組み込む場合は、その日が第何週にあたるかを先に確かめておくと安心です。
チャガルチ市場から甘川文化村への行き方#
甘川文化村へは、地下鉄の駅からマウルバス(住宅地を結ぶ地域の路線バス)に乗り換えて向かいます。甘川文化村の公式サイトが案内している乗り場は、次の2か所です。どちらからも同じ番号のマウルバスが出ています。
- チャガルチ駅から: 地下鉄1号線 チャガルチ駅1番出口の「チュンム(충무)市場」停留所でマウルバスに乗車
- トソン(토성)駅から: 地下鉄1号線 トソン駅6番出口でマウルバスに乗り換え、「カムジョンチョドゥンハッキョ(감정초등학교)」で下車して徒歩5分
- マウルバスの路線: 「서구2(ソグ2)」「서구2-2(ソグ2-2)」「사하1-1(サハ1-1)」
- 市内バス: 61番も公式サイトで案内されています(乗り場は地図アプリで確認)
市場からそのまま甘川文化村へ向かう場合は、チャガルチ駅1番出口側の停留所から乗れば、トソン駅まで移動する手間が省けます。

坂道の多い住宅地を走るマウルバスのイメージ(AI生成)。
村は山の斜面にあり、バスで坂道を上り、村の近くまで行けます。停留所の位置を調べるときは、地図アプリで韓国語の「감천문화마을」を検索すると見つけやすくなります。カカオマップの言語設定や検索のコツはカカオマップの日本語設定と使い方で紹介しています。
村の駐車場は停められる台数が限られていて、公式サイトも公共交通機関の利用を呼びかけています。タクシーについては、2027年1月から村の中を通る道路(カムネ2ロ一帯)で9:00〜18:00の通行が制限されるため、年明け以降に訪れる方はマウルバスでの移動を中心に計画を立てると安心です(ルールの詳細は後述)。
甘川文化村の見どころ|星の王子さまのフォトゾーンとカフェ#
まずは「チャグンバンムルグァン(작은박물관)」と案内センターへ#
甘川文化村に到着したら、まずは入口すぐにある「작은박물관(小さな博物館)」に立ち寄ってから散策をスタートするのがおすすめです。
館内には、住民の方たちが集めた昔の写真や生活用品が展示されており、2009年から村がどのように生まれ変わってきたかの歴史をたどることができます。
村が歩んできた道のりを知ってから路地を歩くと、カラフルな街並みの見え方も変わってきます。
案内センターでは観光情報を紹介するほか、路地ツアー用の地図の販売や荷物の一時預かりを行っています。案内センターで購入できる有料のスタンプマップを片手に巡れば、迷路のような路地を歩いて楽しめます。
- 住所: 釜山 사하구 감내2로 203(甘川文化村 案内センター)
- 営業時間: 9:00〜18:00(3〜10月)/9:00〜17:00(11〜2月)、年中無休 ※冬季の時間は案内元によって表記が異なるため、公式サイトで確認
- 入場料: 無料(駐車料金は別途)
- 電話: 051-204-1444
行列ができる「星の王子さまとキツネ」のフォトゾーン#
村のハイライトといえば、星の王子さまがキツネと一緒に村を見下ろすフォトゾーンです。順番待ちの行列ができるほどの人気で、カラフルな街並みをバックに記念写真が撮影できます。すぐ隣には灯台のフォトゾーンもあるので、あわせて撮影してみてください。
像のすぐ下には、王子さまが暮らした星の名前にちなんだ記念品ショップ「소행성 B612(小惑星B612)」が2018年にオープンしています。撮影の順番を待つ前後に、旅の記念になるおみやげを探してみてくださいね。
ハヌルマル(하늘마루)から釜山港を一望#
展示案内館と展望台を兼ねた「ハヌルマル(하늘마루)」からは、釜山港と甘川港を一緒に見渡せます。山の斜面に家々が重なる村の全景を眺められる展望スポットです。村の家は、後ろの家の日当たりと眺めを遮らないように階段状に建てられていて、高い場所から見るとその工夫がよくわかります。

イメージ画像(AI生成)。実際の甘川文化村の路地とは異なります。
村のカフェとパンでひと休み#
坂道歩きの合間に寄りたいのが、住民協議会が運営する「カムネ(감내)カフェ」です。ハヌルマルへ上る路地の入口にあり、空き家をリノベーションした店内でコーヒーやジュース、伝統茶、クッキーなどを楽しめます。売り上げは住民の福祉などに役立てられているので、ここでのひと休みが村の応援にもつながります。
おやつなら「カムチョンジェッパンソ(감천제빵소)」へ。甘川の月明かりをイメージした「タルパン(달빵)」や塩パンなど、この村ならではのパンがそろいます。村を見下ろす「カムネマッチプ(감내맛집)」の1階には、練り物(オムク)の店「コレサオムク(고래사어묵)」の甘川文化村店も入っています。
伝統韓服やフュージョン韓服、開化期の衣装を手頃な価格でレンタルできる店もあり、衣装に着替えて、カラフルな路地を背景に記念写真を撮る楽しみ方もできます。
住民が暮らす村を歩くときのマナー#
甘川文化村は観光地であると同時に、今も住民が暮らす生活の場です。公式の案内では、次の3点を守るよう呼びかけています。
- 静かに見学する: 住宅の前では声の大きさに気を配り、ゴミは持ち帰る
- ドローンは使わない: ドローンによる撮影は禁止
- 私生活を写さない: 住民のプライバシーを侵害する写真・動画の撮影は控える
2027年1月から始まる訪問ルール#
甘川文化村は、2026年8月1日に「特別管理区域」に指定されました。新しいルールの施行は2027年1月1日からで、2026年10月時点ではまだ施行前です。年明け以降に訪れる方は、次の内容を押さえておくと安心です。
- 訪問時間: 住宅が密集する地域の訪問は9:00〜18:00
- 団体: 10名以上の団体観光客は案内マップの購入が必要
- 車両: 観光客を乗せた車両(タクシーを含む)は、9:00〜18:00に감내2로(カムネ2ロ)一帯の約1kmで通行が制限される
- 大型バス: 事前予約制
- 罰金(ペナルティ): 車両の通行制限に違反した場合の罰金は2028年1月1日から
このほか、違法な駐停車やゴミの不法投棄、騒音、プライバシーの侵害行為も規制の対象になります。2027年以降は、9時から18時の間に訪れる計画を立てておくと、ルールに沿って村歩きを楽しめます。
まとめ|朝の市場から甘川文化村へ#
最後に、半日コースのポイントを4つにまとめます。
- 順番: 朝5時から開くチャガルチ市場で朝ごはん、9時以降に甘川文化村へ
- 行き方: チャガルチ駅1番出口、またはトソン駅6番出口からマウルバス「ソグ2」「ソグ2-2」「サハ1-1」
- 定休日: チャガルチ市場は毎月第1・第3・第5火曜日
- 2027年からのルール: 訪問時間は9:00〜18:00、タクシーなど観光客を乗せた車両もカムネ2ロ一帯で9:00〜18:00に通行制限
午後は南浦洞へ戻り、近くの国際市場やプピョンカントン(부평깡통)市場まで足をのばすのもおすすめです。釜山の観光地をまとめて回るならビジット釜山パスの使い方|4種類の違いと有効期限、再訪プロモーション、大阪から船で釜山へ渡るならクルーズフェリー「パンスターミラクル号」の船旅ガイドもあわせてご覧ください。11月に訪れる方は釜山花火大会2026の情報も参考になります。
バス停を調べたり、地図アプリで道を確かめたり、フォトゾーンで撮った写真を共有したりと、この半日コースではスマートフォンを使う機会が多くあります。
ttshopが日本で販売しているのは、韓国大手キャリアKTの公式回線を使うプリペイドeSIMです。データ無制限(1日11GB、超過後も5Mbpsで利用可能)で、韓国品質満足度指数(KS-QEI)をはじめとする「Triple NO.1」の実績を持つ回線を利用できます。日本での販売とサポートはKT Japanが運営するttshopが担当し、困ったときは365日対応のLINEサポート(@ktjhelp)に日本語で相談できます。
出典・参考リンク(11件)
- VisitBusan 甘川文化村(日本語) — visitbusan.net(甘川文化村)(2026-10-03確認)
- VisitBusan 감천문화마을(韓国語:行き方・旅行エチケット) — visitbusan.net(감천문화마을)(2026-10-03確認)
- 甘川文化村 公式サイト(村の紹介) — gamcheon.or.kr(村の紹介)(2026-10-03確認)
- 甘川文化村 公式サイト(施設案内:案内センター・작은박물관・ハヌルマル・カフェ) — gamcheon.or.kr(施設案内)(2026-10-03確認)
- 甘川文化村 公式サイト(交通・駐車場) — gamcheon.or.kr(交通案内)(2026-10-03確認)
- 甘川文化村 公式サイト(特別管理区域 日本語資料PDF) — gamcheon.or.kr(PDF)(2026-10-03確認)
- VisitBusan チャガルチ市場(日本語) — visitbusan.net(チャガルチ市場)(2026-10-03確認)
- VisitBusan 자갈치시장(韓国語:営業時間・定休日・アクセス) — visitbusan.net(자갈치시장)(2026-10-03確認)
- VisitBusan 부산자갈치축제(韓国語) — visitbusan.net(チャガルチ祭り)(2026-10-03確認)
- たびらい チャガルチ市場の楽しみ方(1階で購入・2階で調理の仕組み) — tabirai.net(2026-10-03確認)
- Wikipedia Jagalchi station(釜山都市鉄道1号線の隣接駅) — en.wikipedia.org(2026-10-03確認)








